長崎のお祭りやイベントなど、主な行事のご紹介です。
1月 長崎ランタンフェスティバル
中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする長崎冬の一台風物詩「長崎ランタンフェスティバル」です。長崎新地中華街をはじめ、湊公園、中央公園、眼鏡橋周辺、浜市・観光通りアーケードなど長崎市内の中心部に約15,000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や、大型オブジェが幻想的に飾られ、街を彩ります。期間中は毎日各会場で、龍踊り、中国雑技、二胡演奏など中国色豊かなイベントが繰り広げられます。
2月 日本二十六聖人殉教記念ミサ
1597年2月5日、長崎の西坂の丘で十字架にかけられて日本人20人と外国人6人のキリシタン宣教師が殉教しました。なかには、12歳のルドビコ茨城、14歳のトマス小崎といった日本の幼い少年たちもいました。記念ミサには、多くの参列者がお祈りを捧げます。
3月 風頭公園桜まつり
坂本龍馬像があり、眺望が素晴らしい公園です。例年、350本のソメイヨシノにボンボリが灯り、「風頭公園桜まつり」が開催されます。
4月 稲佐山つつじまつり
約80,000本のつづじが咲き誇ります。カラオケ大会、ハタ揚げなどイベント満載です。
4月 長崎帆船まつり
港町長崎に国内外から大型を含む数々の帆船が集結する日本で随一の帆船イベントです。期間中は帆船が真っ白な帆を広げる「セイルドリル(操帆訓練)」、船内を見学できる「船内一般公開」、帆船に乗って長崎港内をクルーズする「体験クルーズ」などの帆船をメインとしたイベントの他、ヨットやカヌー、ロープワーク(縄結び)教室などの体験型イベントなども充実しています。 そのほかにも、参加型のイベントや物産市など、いろんな催し物がもりだくさんです。
4月 長崎ハタ揚げ大会
長崎では凧のことを「ハタ」と呼び、ハタ揚げは長崎くんち、精霊流し(しょうろうながし)などと並び長崎の三大行事の1つに数えられている祭りです。長崎のハタ揚げは、他の地方と異なって高く揚げるのではなく、他のハタと掛け合って相手のハタの糸を切るハタ合戦のことをいいます。ハタ揚げ大会の時期は4月~5月上旬。長崎市街地を取り囲む風頭山、唐八景、金比羅山、稲佐山などの山々で行われます。特に唐八景のハタ揚げは壮観で、ハタ合戦・親子ハタ揚げ教室など家族で楽しめる催しが行なわれます。
4月 心田庵 春の一般公開
新緑の季節、江戸時代からの由緒ある日本庭園と茶室「心田庵」の一般公開が行われています。
※写真は秋の一般公開のものです。
5月 ながさき紫陽花まつり
「あじさい」は出島のオランダ商館医・シーボルトのお気に入りの花でした。この地で運命の女性・お滝さんと出会い、イネという娘をもうけながら、国外追放の身となって最愛の人と引き裂かれたシーボルト。彼は大好きなあじさいに愛する人の名前から「オタクサ」と学名を付け、ヨーロッパに紹介しました。シーボルトとお滝さんが再会できたのは、安政の開港の年、実に三十年の歳月が流れていました。約4,000株のあじさいが、市内各所(中島川周辺、シーボルト記念館、出島、グラバー園など)に設置され、色とりどりの花を観賞することができます。
7月 ながさきみなとまつり
市民や観光客が港に集い、まつりを通して長崎の海と港のすばらしさを再認識してもらうことを目的に、毎年7月に開催されています。
長崎の夏を代表する祭りとして定着しており、ステージイベントや飲食出店、打上花火など、子どもから大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
7月 長崎ペーロン選手権大会
350年余の歴史があり、6月~7月にかけて各地でペーロン大会が行われます。その中でも7月下旬に行われる「長崎ペーロン大会」は最も規模の大きいものです。毎年大勢の観客の声援やドラ・太鼓の響きわたる中、男たちが競漕する長崎を代表する行事です。
8月 精霊流し
毎年8月15日に行われる精霊流しは、盆前に死去した人の遺族が故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船を曳きながら街中を練り歩き極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事です。夕方頃から街は爆竹・鐘の音、そして船を担ぐ「ドーイ、ドーイ」のかけ声につつまれ夜遅くまで続きます。
8月 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
1945年8月9日、午前11時2分、長崎に原子爆弾が投下され、7万5000人もの尊い命が一瞬にして奪われました。核兵器の脅威、平和の大切さ、原爆犠牲者への冥福を祈り、悲劇を繰り返さないことを誓う大切な日です。
9月 中国盆会
旧暦の7月26日から28日までの3日間、崇福寺に中国の人々が集まり、華やかに盛大に先祖の霊をなぐさめます。行事の7日前には、すべての精霊に盆行事 の期日を知らせる黄色の紙がはられ最終日は様々な山海の幸が並べられ、金山・銀山を焼く炎が夜空を映し、最後をしめくくります。
9月 長崎居留地まつり
長崎市の旧外国人居留地である東山手、南山手、大浦地区を舞台に多彩なイベントが開催されます。かつて長崎は日本で唯一の西洋との窓口であり、様々な情報発信基地となっていました。東山手、南山手に残る旧外国人居留地の歴史的文化遺産を生かした、コンサートや大道芸などイベントいっぱいで、西洋レトロファッションのパレードがいっそう長崎の歴史を感じさせます。
10月 長崎くんち
「長崎くんち」は380年の伝統を持つ、長崎を代表する秋の大祭です。毎年10月7~9日の3日間にわたって行われます。日本三大祭りのひとつとして全国的にも有名で、1634年に丸山遊女の高尾と 音羽が踊りを奉納したのが始まりとされています。各踊り町によって日本舞踊・中国風・南蛮風の要素をもち、国際色豊かな長崎ならではの祭りです。
10月 竹ン芸
若宮稲荷神社の秋の祭りに奉納される行事で、男狐・女狐の面をつけた2人の若者が、高さ10m余りの2本の青竹の上で曲芸が行なわれます。文政3年(1820)、初めて八百屋町が諏訪神社に奉納(長崎くんち)したのがはじまりといわれ、国選択無形民俗文化財(市無形民俗文化財)に指定されています。
11月 心田庵 秋の一般公開
江戸時代に唐小通事・何兆晋が建てた別荘で昨年長崎市に寄贈され、秋に一般公開が行われます。
12月 長崎ロマンティックイルミネーション
グラバー園及び長崎水辺の森公園周辺がイルミネーションで彩られます。